エリアによって差がある
地方では最低賃金が低いことが多く、都市部の時給は高い傾向にあり、地域によって差があります。 地域ごとに最低賃金が違う理由は、地域の生活費や雇用者側の支払い能力などが考慮されていたり、周辺地域の経済発展水準や自治体の最低賃金の水準が影響しています。
時給最安は沖縄
アルバイトの時給はエリアによってかなりの差があります。
全職種の平均で見てみると、時給が一番高いエリアは首都圏で約1,000円です。
一方一番低いのは九州の沖縄で約770円となっています。
その差は230円で、沖縄の時給から見ると首都圏の時給は約1.3倍にもなります。
物価の差はありますがこの違いは大きいでしょう。
名古屋市周辺である東海地方は894円、大阪のある関西では896円と、
日本3大都市圏は他のエリアより高くなっています。
それに対して北海道や九州は700円台と、やはり低くなっています。
大都市よりも遠くなるほど、時給も低くなっていく傾向にあると覚えておきましょう。
東海地方
数年前まで東海地方の製造業や物流系は、他業種よりも時給が高く920円程ありました。 その理由として、愛知県を中心とした自動車メーカーや関係する部品メーカーが 好調だったことがあるでしょう。 その業種の業績が良好であれば人件費にもお金をかけれるようになり、アルバイトの求人も 増えて時給などの条件も良くなっていきます。 しかし景気の後退につれて今では時給880円程になっており、他業種と比べても目立たない 金額となってきました。 このように時給とは、景気や社会の情勢を反映しています。
専門職が安心
企業の業績が悪化すると、雇用調整の対象になることが多いのはパートやアルバイトです。 正社員の解雇するよりはアルバイトを減らす方が、企業としても都合がいいからです。 人員削減まではいかなくても、人件費削減の影響を受けることもあります。 しかしいくらアルバイトとはいえ、これらの影響を受けることなく安心して長く勤めたい ものでしょう。 こういった景気の影響を受けにくいのはやはり専門職系となります。 専門職系は他の職種とは違い高額な時給で、下落率も少なくなっています。 専門的なスキルを身に付け、それを仕事に活かすことが時給アップへと繋がるでしょう。